●『自分らしく、心豊かに生きるために』
『阿弥陀経』の中に「池中蓮華。大如車輪。青色青光。黄色黄光。赤色赤光。白色白光。微妙香潔。舎利弗。極楽浄土。成就如是。功徳荘厳」という経文があります。 私自身がとても好きな経文の一つなのですが、直訳すると「池の中では、蓮の花が車輪のように大きな花びらを咲かせ、青い花は青い光を、 黄色い花は黄色い光を、赤い花は赤い光を、白い花は白い光で輝いています。その輝きは素晴らしく清浄です。舎利弗(仏弟子の一人)よ、極楽浄土とは、このような「心もち」と「生き方」を成し遂げることなのです。 そうすれば、必ず楽しく心豊かに過ごすことができるのです。」となります。 さて、「青い花は青い光を…」とは何を説いているのでしょうか。 この経文は【自分自身の特長をよく見極め、自分らしく生きなさい。」ということなのです。 得てして人は、自分自身を見つめることよりも、世間の噂や他人の目を気にし、振れ回され、自分自身の本当の良さを見失っているものです。 この『阿弥陀経』では、【それぞれの人が、自分の持てる力を最大限に輝かせ、その素晴らしい力を、みんなの為に活かすことが、「心豊かに、楽しく生きるための秘訣」なのです。】と説いているのです。 また、自分が自分らしく生きていれば、他人を他人らしく、そのまま認めることができ、いがみ合いも起きません。 この「心もち」と「生き方」を日々の生活の中で活かし、楽しく愉快で、みんなと仲良く過ごせる毎日をおくって下さい。
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